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第7回グリーンリボン公開講座

開会


10月19日(日)米子コンベンションセンター
           (小ホール)にて

移植医療を考える講演会とコーラス
~つなぐ命の大切さを考える~を開催し、
125名の方にご参加いただきました。



当財団理事長による開会の挨拶に続き、シンボルマークデザインの表彰式を行い、最優秀賞1名、優秀賞2名に賞状と副賞を贈呈しました。



シンボルマークについて
平成26年4月に当財団は設立20年を迎え、当財団のシンボルマークを作成するにあたり、米子工業高等専門学校の学生さんにデザインの募集をしました。
選考により、当財団のイメージにふさわしいとして最優秀賞、優秀賞を決定。
最優秀賞のデザインをもとにシンボルマークを作成し、啓発物品や印刷物に使用しています。



  シンボルマークのコンセプト
  「命」
  「人と人のつながり」
  「温かさ」
  「鳥取県らしさ」

続いて鳥取県知事より、鳥取県の移植医療の現状、また、鳥取県らしい真心・思いやりの心をもって、みんなで協力し解決しましょうと挨拶していただきました。

1.講演

『移植医療の今!そしてこれから!』
大阪大学医学部附属病院 移植医療部 
    副部長 福嶌教偉 氏

各臓器の機能から、移植の必要な病気、人工臓器、生体移植や臓器移植、日本・海外の臓器移植の状況など、移植医療全般についてとても分かりやすく解説してくださいました。
また、移植医療は思いやりで成り立ち、感謝を忘れてはならないとの思いを伝えられました。

2.講演

『臓器提供をした家族の想い~三男の残した意志~』
 (ドナー家族)

「どなたかの中で生きてほしい」と思う一心で息子さんの臓器提供を決断したことや、同じ経験をした人などと話すうちに、人の考え方や宗教観の違いを知ることで複雑になった心境をお話ししてくださいました。
辛かったお気持ち、今も悩み続けているお気持ちがよく伝わり、目頭が熱くなる場面もありました。

3.講演

『2度の移植で腎臓4つ。絶賛!幸せ中。』
 (生体腎移植を受けた方)

2度目の生体腎移植を目前に控え、体調がすぐれないにもかかわらず、昨年の公開講座にてご自身の体験をお話し下さった方が、元気に回復され今年もご出演くださいました。
2度目の移植にいたるまでのご自身の状況、提供者である家族や医療関係者への感謝の気持ちを、ユーモアを交えて語ってくださいました。

4.講演

『角膜のご提供を受け、感謝!の人生』
 (角膜移植を受けた方)

いずれ視力を失うと診断された時から、角膜移植を経て視力を取り戻すまでの経緯と感謝の気持ちを語られました。市民ディレクターとしてビデオ映像の制作を再開され、医療に関わる作品数点を紹介してくださいました。

5.コーラス

鳥取大学医学部混声合唱団『スプラウト』によるコーラス


「花は咲く」「かもめ」など6曲を披露していただき、迫力ある美しい歌声が会場中に響きました。
参加者から「レベルが高く、素晴らしかった!」「心が洗われる気持ちがしました。」と大絶賛でした。

閉会

鳥取県福祉保健部健康医療局の藤井局長の挨拶で閉会しました。


次回は平成27年10月18日(日)に県民ふれあい会館(鳥取市扇町21)にて、第8回グリーンリボン公開講座を開催する予定です。